ぼっこメモ

メモですから、ほんと。メモです。

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

りんがりんが、ぶう

今年、一番強く印象に残った出来事は、 ある日曜の午下がり。 交差点で信号を待っていた時のこと。 横断歩道の手前に立って、 信号を見上げていた僕の隣に、 親子がやって来た。 お父さんと、小さな女の子。 小学校の、低学年くらいの子だ。 きっと、どこか…

夕空を駆ける

月曜の雲は モクモクと湧き 少年の犬は トコトコと歩き そしていつしか 夕空を駆ける

まっすぐに、まっすぐな波

まっすぐに まっすぐな波が打ち寄せて 照らす夕日に、ゆらゆら揺れる 流れる雲は、あまりに静かで 動いていることさえ、忘れるくらい

誰かが、誰かを必要としてくれている誰かのもとへ、ちゃんと辿り着きますように。

夕まぐれ。 今日もまた、影絵のような窓。 誰かが、誰かを必要としてくれている誰かのもとへ、 ちゃんと辿り着きますように。

萩原朔太郎の電線

帰り道、夕空を見ながら歩いていたら、 なぜか萩原朔太郎が頭に浮かぶ。 電線の感じが、なんとなく。

ほんの一瞬の桃色

惑星タトウィーンみたいな風を受けて、砂浜を歩く。 もうすぐ夕暮れ。 ほんの一瞬の桃色は、 いつもとても儚くて、 つかめない。

まるで影絵のような窓

駅からの帰り道。 路地で見かけた、まるで影絵のような窓。 上弦の月が、静かに見ていた。

祝福の光さすところ

いつも海岸から見上げる稜線を、 今日は頂上から見下ろす。 あの光さすところはどこだろう。

滴のような最後の光

滴のような最後の光 そして切り絵のようなシルエット

道ある御世のめでたし

千駄ヶ谷の駅を出ると、落ち葉が雨に濡れて鮮やかだった。 まるで錦絵のように飾られた、きらびやかな道を、写真を撮りながら、てくてくと歩く。 国立能楽堂。 その中庭の落ち葉は、苔の緑に映えて、なお美しい。 ここの舞台に来るのは何年振りか。前回来た…