2019-01-01から1年間の記事一覧
この工場の敷地内には、「ピスコ博物館」というのがありまして。 ピスコにまつわる様々な歴史を学ぶ事ができます。 この博物館と、工場見学(そしてピスコのテイスティング)を目当てに、大勢の観光客が来るわけです。 私が訪問したのはシーズンオフの冬なの…
さあ、到着しました。 ここがピスコ工場の入り口です。 周りには、渓谷の山々が連なっています。 澄み切った空と、すがすがしい空気。 いかにも高原という感じです。 ではさっそく、神秘のエネルギー(?)を感じてみましょう。 中庭を歩きながら、感覚を澄…
これから訪れるピスコ工場は、エルキー渓谷(Elqui Valley)という場所にあります。 エルキー渓谷には、アメリカやヨーロッパから、毎年たくさんの観光客が押し寄せるのですが、その多くが、いわゆるスピリチュアルな体験を求めて来る方なのだそうです。 エ…
ピスコ工場があるのは、ラ・セレナから内陸へ1時間ほどドライブした山の中です。 取引先のマルコさんが運転してくださる車で、どんどん山の中へ入っていきます。 それにつれて、空がどんどんクリアに、青く晴れ渡っていきます。 ラ・セレナは海沿いの町なの…
さて。 それから翌朝どうなったのか。 彼は犬を連れて、また海岸の散歩に現れたのか。 でもその話をする前に、順を追って、 まずはその日の午後にかけて起こったことを書きたいと思います。 これがまた、ちょっと不思議で印象深い出来事だったのです。 その…
彼と握手を交わして別れた後、海岸からホテルへと向かう道を歩きながら、まだ私の頭は混乱していました。 彼はなぜ、コインが欲しかったのだろう? 日本のコインでも、チリのコインでもいいというのは、なぜだろう? それを家族や友人とシェアするというのは…
朝の海岸を楽しんだ後、ホテルに戻ろうと歩いていると、向こうから二人の男性がやって来ました。黒い犬を散歩させています。 私は、その犬を写真に撮りました。 すると一方の男性が、犬を指差しながら言いました。 「アンドレス」 きっと犬の名前ですね。ア…
そして、翌朝。 6時半にホテルの朝食を済ませると、また海岸へと出かけました。 まだ明け切らない空。 灯台も、心なしか眠たそうに佇んで見えます。 でももう、浜辺ではカモメたちが朝の活動を始めていました。 薄暗い曇り空を、灯台に向けて次々に飛んで来…
今回泊まったホテルは、本当に海のすぐ近くで。 ホテルを出てほんの少し歩けば、こんな灯台がそびえています。 この向こうは、もう海です。 どうですか?これが、ラ・セレナの海岸です。 四角い灯台が、なんとも言えずいいですね。 何か、古い映画にでも出て…
先月、南米のチリに行きまして。 そこで、ちょっと印象深い体験をしました。 今回訪れたのは、ラ・セレナという町。 チリの首都、サンチャゴから北へ、飛行機で1時間。 太平洋に面した、海沿いの小さな町です。 どうも私は、この『海沿いの小さな町』という…
無条件に涙が出てしまうもの。 それは、ことさんの笛。 彼女のメロディーは、どうしてこんなにも切なく胸を打つのか。 虫の音が涼やかに足元を照らす夏の夜。 力強く澄んだ笛の音が、暗い夜空に立ち昇って行く。 途切れることなく、ゆるやかに。 どこまでも…
先日のこと。 渋谷の西武デパートで開催中の「東京手づくり博」に行きまして。 会場をぶらぶらしていたら、小さな天使と目が合ってしまいました。 どうです?この表情! 連れて帰らずにはいられませんでした。 どうやら、「poem0503」という作家さんの作品の…
それでは時間がきましたので、僕の今日の講義はこれでいったん終わりにしまして、質問を受け付けたいと思います。 (質問者A 女性) 私は空間の中に、あるものが見えるんです。 こうして普通に生活している時間帯は見えないんですが、小さな点というか、渦巻…
そう考えますとね、これからの物理学で一番重要なのは、「愛」について研究することです。それはつまり、正体不明の波動関数ψ(プサイ)の性質を、どんどん明らかにしていく事でもあります。我々の情や、念や、愛が、この空間にどのように働きかけて、どんな…
空外上人のお墓は、京都の知恩院にあります。 行けばすぐ分かります。知恩院の奥に「特別霊園」というのがあって、そこは観光客でも誰でも入れます。 入るともう、すぐ分かります。大きな自然石で出来た墓碑があって、それが空外上人のお墓です。そして、そ…
今日これまでお話ししてきた通り、湯川先生は、この一見何も無いように見える、のっぺりとした空間が、実は非常に小さいブツブツで構成されていると考えました。 そして、その空間の構成要素であるブツブツを、「素領域」(そりょういき)と名付けました。実…
1ヶ月前、名古屋で、あるお坊さんと話をしていた時のことです。 そのお坊さんに、僕は湯川先生の思い出話をしていました。 湯川先生が晩年に「素領域理論」(そりょういき りろん)というのを考えていらっしゃったんですよ、と話をしていたら、 そのお坊さ…
こうして科学技術が進歩したおかげで、相対性理論やシュレーディンガー方程式、そして湯川先生の素領域理論などが、ひとつひとつ実験で検証できるようになりました。 その一方でね、こうした理論では全く予想できなかった面白い現象も、新たに見つかるように…
もう一度おさらいしますね。 空間は、素領域(そりょういき)と呼ばれる、非常に細かいブツブツで構成されています。 その素領域の中に生じたエネルギーが素粒子(そりゅうし)となって、素領域から素領域へと、パチンコみたいに、ぴょんぴょん飛んでいきま…
簡単に説明しますね。 素領域理論では、空間というものが、非常に細かいブツブツで構成されていると考えます。このブツブツが、素領域(そりょういき)です。 その素領域の中に生じたエネルギーが素粒子となって、素領域から素領域へと、ぴょんぴょん飛んで…
たとえば今、電子がひとつ、ここから下に向かって進んで行くとします。 素領域から素領域へと、パチンコの釘に弾かれるようにして進んでいきます。そうすると最終的に、この下のどこに到達するかは分からないですよね。たまたまこっちに行くかもしれないし、…
前回、3月の講義に出られた方に、僕はひとつお願いをしました。ぜひ次回4月の講義までに、パチンコに行ってみて下さいと言いました。行って下さった方は、ちょっと手を挙げてみて下さい。 はい、ありがとうございます。何か賞品取れました?スッちゃった?…
アウトバーンというのは、ドイツの高速道路なんですが、制限速度がありません。 速度無制限なんです。 アウトバーン それで、ちょうどその頃に買ったばかりのオンボロの中古のスポーツカーで、思い切り飛ばしてやろうと思って走っていた時に、方程式が閃いた…
えー、では今から、難しい話をするんですが。皆さん1月からずっと来られている方にはもう、ご説明してるんですが、この世の成り立ちについて。例えばこの部屋。今、私たちがいるこの広がり。空間。この空間というものは、ノペーっとした単なる広がりが、ズ…
僕がこうやって平気で、自分の勤める大学の理事長の悪口を言えるのは、どうしてかと言いますとね。実は僕には、母親がいません。それで、今からもう30年ちょっと前、今の大学にお世話になる時に、シスター渡辺に聞いたんです。 「ねえシスター、シスターは修…
(保江先生、登壇) はい。えーと、こんにちは。ざーっと今、会場の中を拝見したところ、ずいぶん女性の方が多いようですね。ありがとうございます。私ね、女性が多いと安心するんです。と言いますのも、私が勤めているのはノートルダム清心女子大学というと…
こんにちは。 今日から何回かに分けて、保江邦夫(やすえ くにお)先生の講演を載せたいと思います。 これは、横浜にある「ナチュラルハンドアカデミーHOLOS」 という学校が主催している「宇宙学」という勉強会です。 2016年に始まり、今年(2019年…