今日、自転車の駐輪スペースで、
ふと足元に目がいく。
コンクリートに、虹のような光が映っている。
鮮やかな色だ。
きれいだな、と眺めていたら、
あの時の事を思い出した。
とある駅の、待合スペース。
その床を照らしていた、美しい光。
その駅には、天井にステンドグラスがあって、
そこから差し込んだ光が、
待合室の床に映っていたのだった。
この写真を撮ったのは、いつだっけ?
とデータを確認したら、2007年8月。
なんと、もう15年も前のことだ。
今日、自転車の駐輪スペースで、
突然に思い出した、15年前の光。
まったく、人間の記憶というのは、
思いもよらない繋がりを
みせるものだと思う。