横浜の桜木町で、映画を観てきました。
どんな映画かと言いますと。
砂漠の真ん中にUFOが降りてきて、
宇宙人がクレーターから隕石を持ち去るという物語。
と、こうして書いてみると、
一体なんのこっちゃ?という感じですが。
宇宙人がとても可愛らしくて、よかったです。
ところで、この桜木町の映画館。
ビルの入口が、こんな風になっています。
実は昔、この入口の前で、
ちょっと面白いことがありまして。
もうだいぶ前の話なんですが。
女子高生4、5人のグループが、この広場を歩いていたのです。
いかにも地方から出てきました、という感じの、
お上りさんっぽい感じの女の子たち。
みんな制服を着ていました。
その中の一人が、ふと足を止めて。
ビルの入口を指差すと、大きな声で言ったのです。
「見て、シマネ入口だって!」
その女の子、言った後で、すぐ間違いに気づいたようで。
「あ、違った!シマネじゃなくてシネマ!」
と、また大きな声で元気に訂正。
グループのみんなが、弾けるように笑っていました。
ただそれだけの事なんですけどね。
それ以来、ここを通るたびに「シマネ入口」が頭に浮かんで、
クスッとしてしまうのです。
だから今日、初めてここから中に入った時も、
なんだか嬉しかったです。
思わずじーっと見上げてしまいました。
遠いあの日の、「シマネ入口」を思い出して。