
今日は久しぶりに銀座へ。
観世能楽堂で開かれた
「小朝とナンチャンの銀座で古典芸能を楽しむ会」
というイベントに行ってきました。
春風亭小朝師匠の落語と、南原さんの狂言という、豪華な組み合わせ。
考えてみると、真打の噺家さんの落語を生で見るのは、これが初めて。
初めての落語が、まさか能楽堂とは思いませんでした。

で、その初めての落語ですが。
小朝師匠のあまりにも巧みな話芸に、驚くばかり。
落語って、ものすごく特殊な芸術ですね。
たった一人の演者が、何人もの登場人物を声だけで演じ分ける。
それも、座布団の上に座ったままで。これは驚異的な技です。
でもその驚異的な技を、驚異と全く感じさせないところが、
すごいと思うのです。
小朝師匠の軽妙なトークに笑わされているうちに、
いつの間にか江戸時代にタイムスリップ。
そして一緒に、豆腐を食べたり、山に登って汗をかいたり、
傘を掴んで空を飛び回ったりもしました。
そんな異世界に、いつの間にか引き込まれてしまう。
なぜそんなことが出来てしまうのだろう?
本当に不思議です。
果たしてそれは、春風亭小朝師匠という個人の持つ凄技なのか。
それとも、真打の噺家さんというものは、
誰でもみんな、こんなことが出来てしまうものなのか。
そこがわかりません、謎です。
なにしろ、初めての落語だったので。
とにかく、落語というものが、
実に奥深い芸術だということが、よくわかりました。
これは、もう少し他の噺家さんの落語も、
体験してみる必要がありそうです。
そう、「体験」という感じです。
やっぱり映像で見たり、音として聞いたりするだけでなくて、
一緒の空間を「体験する」というのが重要なのだなと。
そんなことを思いながら、
夜の銀座をぶらぶらと歩いて帰ったのでした。
