ぼっこメモ

メモですから、ほんと。メモです。

かぐや姫の物語: 高畑勲展(静岡市美術館)

 

打ちのめされてしまいました。

 

静岡市美術館で開催中の、「高畑勲展」に行きまして。

かぐや姫の物語」を見たのです。

 

 

この展覧会では、高畑勲の監督作品が、週がわりで上映されていて。

今週の上映作品は「かぐや姫の物語」なのです。

 

この映画が公開されたのは、2013年です。

だから11年ぶりに見たのですが。とても強い衝撃を受けました。

 

11年前に見た時には気づかなかった事や、

その当時には何気なく見過ごしていたシーンのひとつひとつが、

なぜか今、とても深く胸に迫って。

途中からもう、涙涙でした。

 

特に、物語の終盤。

月に還る前のかぐや姫が、小さな子供の頃を思い出して、

幼なじみと一緒に空を滑空するシーンでは。

涙で呼吸困難なほどでした。

 

やはり人間、11年もの年月を経ると、

以前には分からなかった機微が感じ取れるものなのか。

それとも、ただ単に老化して、涙腺が壊れてしまったのか。

どちらとも分からないのですが。

 

本当は、展覧会の事も色々書きたい事があるのですが。

あまりにも衝撃が強かったので、またそのうち改めて。