最近、ちょっと驚いたことがありました。
この前、高畑勲監督の「かぐや姫の物語」について書いたのですが。
その後、面白いことがわかりました。
竹取物語というのは、もっと前に、「竹取伝説」というのがありまして。
その伝説を元にして作られた物語なのですが。
元になった竹取伝説では、ストーリーが少し違うのです。
竹取伝説では、かぐや姫は富士山の麓の村にいて。
最後は月に帰るのではなく、富士山に登って行くのです。
村人に別れを告げて、ひとりで富士山に登って行き、
山頂に辿り着いて、最後は天女になりました、と。
そういうラストなのですね。
へえ~と思いました。
竹取物語の「月に帰る」というラストは、完全にファンタジーの世界ですが。
その元になった伝説では、富士山に登るという、ちょっと現実的なお話なのです。
そして、驚いたのが。
その「竹取伝説」では、かぐや姫が生まれた竹林というのが、しっかり特定されていて。
その竹林は、今でもちゃんと残っているのです。
更に、しかも。
その竹林の場所が、私が時々行く、喫茶店の近くだったのです。
場所を知って、本当にびっくりしました。
なんだ、あの店の近くじゃないか、と。
けっこう離れたところの喫茶店なので、たま~にしか行けないのですが。
ちなみに、この前そこへ行ったのは11月で。
その時に、コーヒーの写真を載せていました。
こんな風に、千年以上も昔の伝説の世界と、
身近な現実社会が、突然交差するとは。
とても面白いですね。
せっかくなので、また近々、あの喫茶店に行って、
かぐや姫が生まれた竹林を見てこようと思っています。
どんなところなのか、楽しみです。