ぼっこメモ

メモですから、ほんと。メモです。

2022-01-01から1年間の記事一覧

まる

日の暮れた浜辺に現れた まる 空をうつす

砂けりおじさん

先週から、しばらく出かけてまして。 昨夜、戻ってきました。 今朝は、さっそく浜辺へ。 久しぶりの海岸散歩です。 すると、面白い人を見つけました。 えいっ、と足を蹴り上げて、 濡れた砂の塊を、 ぽーんと飛ばしながら歩くおじさん。 一歩進んでは、また…

3人の天使たち

夕暮れの浜辺に どこからともなく現れた 3人の天使たち 右へ、左へ駆け回る 賑やかに、軽やかに そうして去って行きました 夕空を残して

波と風と夕陽

ふたりの前には波 ふたりの横には風 夕陽へと歩き 夕陽から歩く

雨に走る

台風接近中の朝。 いつもの通り、海まで歩くと。 地下道の出口に、先客が3人。 揃って波の様子を見ていました。 浜に降りると、暗い雲。 灯台もこんな感じです。 これはいつ降り出してもおかしくないな、 なんて思っていたら、 本当にすぐに降り出した雨。 …

夏の終わりに(お詫び)

まずは風鈴の写真をひとつ。 ガラスの風鈴です。きれいですね。 これは6月の終わりに、山形の神社で撮ったものです。 その神社は、境内にたくさんの風鈴がありまして。 訪れた日は、いい感じの風が吹いていたので、 涼やかなガラスの音色が、境内いっぱいに…

ダンス

夕空の 光のきれぎれが ダンスを誘う ダンス、ダンス そうして夕暮れ お月様が見てる

ひょろひょろ巨人の肖像

富士に向かって伸びる ひょろひょろ巨人の肖像

波はきっと変わらない

朝の波に駆けて 夕の波に向き合う 空が変わり続けても 波はきっと変わらない

移り変わり

遠くから もっと遠くへ移るだけ ただそれだけのことかもしれない

半月にまだほんの少しだけ満たない

半月に まだほんの少しだけ満たない月の 中途半端な人間らしさ

枝豆オブ・ザ・イヤー(嵯峨野)

近所の蕎麦屋で出る、枝豆の器が好きです。とてもシンプルなデザイン。 またこの枝豆の茹で加減が絶妙で。豆を噛んだ時の歯ごたえが素晴らしい。枝豆オブ・ザ・イヤー。 蕎麦が美味しいことは、もはや言うまでもなく。 暖簾の向こうを、ぼーっと眺めているう…

のったり、のったり

のったり、のったり 朝の波 その様子で 夏の終わりを知る 秋はまだ来ない

斜め40°の夕陽

東の空に 斜め40°の夕陽 定規で引いたように まっすぐに 西の空には 斜め40°の雲 その縁を染める オレンジの帯 いつしか それも すべて消え去る

山寺へ行ってきました: 立石寺(山形) その3

さて、立石寺の奥の院にお参りを済ませた後。 少し下って、五大堂というお堂に向かいます。 このあたりが、立石寺で一番の絶景ポイントでして。お堂から、広々とした山並みを一望する事ができます。 ところが、ところが。 なんとそのお堂で、熱中症の方に遭…

山寺へ行ってきました: 立石寺(山形) その2

その1はこちら bocco.hatenablog.jp で、その立石寺(りっしゃくじ)。 立石寺といえば、芭蕉の俳句。 閑(しずか)さや岩にしみ入る蝉の声 この句が詠まれたところとして有名です。 今回、私が訪れたのは6月30日です。まだ蝉はいません。 梅雨明け前の、…

幕が降りる

幕が降りる ムンクみたいな幕が そうして 帳(とばり)に呑まれてゆく

富士を目指すイルカ

紅に染まる浜辺で 西へ向かう何かが 夕空に消えると 現れた雲は 富士を目指すイルカ 夕空に溶ける 富士を目指すイルカ

何を話しているのかな

何を話しているのかな それはきっと とても大事なこと

山寺へ行ってきました: 立石寺(山形) その1

先月、山形へ行ってきたことを書こうと思いながら、 なかなかきっかけが掴めませんでした。 何を初めに書こうかと。 今回、立ち寄った神社で不思議なことがあったので、 それから書こうかとも思ったのですが。 その前に、まずは立石寺(りっしゃくじ)のこと…

こうやって飛べ

曇り空 いつもと同じ電線に いつも通りの鵜の姿 今日も翼を広げている いつもと同じ、朝の光景 そう思っていた 次の瞬間 飛ぶ 「こうやって飛べ」 そう告げて去って行く 「こうやって飛べ」

遊星の運行法則

本日の観測において 遊星の交差現象は確認されなかった その運行法則は謎に満ちている

その行方は誰も知らない

絶え間ない波音に 耳を傾けながら 遊星の観測 互いを認識し 接近し 交差し また離れていく その行方は誰も知らない

見返り美人、窓の向こうのサマンサ

小雨のぱらつくお昼過ぎ、駅へと歩く。 橋の上の電線では、鵜が何かを見つめていた。 まるで見返り美人。 角を曲がると、ご年配の女性がふたり。 一軒のお宅の窓を覗き込んで、話す声が聞こえる。 ねえあれわかる? サマンサ 「奥様は魔女」のサマンサ 憶え…

山寺

突然ですが。どうですか?この習字!(お名前の部分は加工して隠しております) この習字は、近所の駅前の、 とあるお店の横に貼られているんですが。 この前、ふと通りがかりにこれを見て、 すごい!と思いました。 素晴らしいですよね。 「山」と「寺」の…

風に向かって翼を広げていた

今朝は涼しい曇り空 霧のような細かい雨が 降るというでもなく立ち込めて しっとりとした空気 交差点では水色のランドセル 仲良しのふたりが 並んで信号を待っている なんてことない いつも通りの朝 いつもの電線では いつもの鵜(う)が 今日は翼を広げてい…

電線の休符

今日の川鵜(かわう)は2羽 青い空を背景に 楽譜に打たれた休符みたいに

電線の風景

昼の空には4羽の川鵜(かわう) 思い思いにくつろぐ姿 夕の空には2羽の鳩 寄り添う感じが、いいですね

ウサギがふたりで僕を見ていた

先週のこと。 福島の、飯坂温泉に行った。 ちょうど一年ぶりに。 一年前と同じように、電車に乗り。 一年前と同じように、鯖湖湯(さばこゆ)の熱い湯につかり。 夜の坂道を歩いて、また電車で福島に戻った。 電車に乗ると、ウサギがふたりで僕を見ていた。 …

風に吹かれて

犬も窓辺で夕涼み シャッター音で、こちらを向いてくれました。