2022-01-01から1年間の記事一覧
小春日和の風に吹かれて 寄り添う木の葉
雲の下を通り過ぎて 記憶だけが残る
オレンジが溶けて ハローが消えるまで見届ける
体調は、だいぶ戻ってきたのですが。 どうもまだ、今ひとつすっきりしないので、 近所の鍼灸院へ行ってきました。 症状を話して体を診てもらったところ、 「骨盤まわりの血流がとても悪いですよ」 とのこと。 その影響で、皮膚の色も黒ずんでいるそうで。 写…
無音の浮遊感
お昼どき。川沿いを歩いていたら、 道の真ん中に、紫の光が射していた。 どこかの窓に反射した光に、紫の色がついて、 アスファルトの路面を照らしているようだ。 ああ、きれいな色だな。と思いながら通り過ぎて、 何気なく反対側から見たら・・・・・。 何も色の…
昨日よりほんのちょっとだけ 厚みを増した月の下で 三者三様のバランス 10月最後の夕日は もう山の向こう
地下道の出口は 四角い夕焼け 浜辺に下りれば 三日月の散歩
朝がきました。 とうとう、4日目。チェックアウトの日です。 実は、その朝。 どうしようかなと、ずっと考えていたことがありました。 それは、朝湯です。 やっぱり湯治に来たからには、朝湯に入らなくちゃな、と。 旅館に来た時には、考えていたのです。 朝…
1時間ほど、サカモトさんとあれこれ話しながらぬる湯に浸かりまして。 充実した感じで、部屋に戻りました。 やっぱり、のんびりお湯に浸かりながら、話をするのはいいですね。 私も、カトウくんや他の人に、話しかけたほうがよかったのかなあ。 でも、やっ…
先週、ちょっと体のバランスをおかしくしまして。 珍しく病院へ行ったり、薬を飲んで寝たりと、 おとなしくしていたのですが。 だいぶ調子が戻ってきました。 それで久しぶりに、ブログを見たところ。 なぜか昨年9月に書いた茶トラの記事が、 アクセス急上…
今日の夕焼けは、 珍しく、二段階だった。 まず初めに、鮮やかなオレンジに燃えて。 それがいったん、落ち着いたかと思うと。 もう一度、今度はおだやかな茜に染まった。 こんなに美しい夕焼け。 いつもの、あの広い海と空は、 どんな色に輝いていることか。…
久しぶりの晴れの日 夕暮れの海を歩く ひんやりとした 秋の空気を吸い込みながら おだやかな光を浴びて 光の中を歩き 光の向こうへ進む
10月になった。 今年もまた、ボジョレー・ヌーボーの季節が近づく。 それで、仕事関連のファイルを探していたら、 また懐かしい写真が出てきた。 10年前、フランスで撮ったものだ。 2012年10月撮影。 本当に、ちょうど10年前だ。 眺めていると、色々思い出す…
朝の散歩で、久しぶりに川沿いを歩いたら、 どんぐりを見つけた。 ずいぶん大きなどんぐりだ。 つやつやしている。 でもよく見ると、帽子がついていない。 あのベレー帽みたいなやつが無い。 だから、もしかしたら正確には、 どんぐりじゃないのかもしれない…
ふんわりとした やわらかな光を見送って 月のカケラを見上げると 音が聞こえる すべてを染め上げる 残照の音 ゆっくりと 降りてくる音色に 耳を澄ます
9月の初め。霧に包まれた山道をひとりで歩きながら、色んなことを考えた。 聞くところによると。この山道を登る者には、ひとりひとりに、狼が付き添ってくれるのだという。 その狼は神様のお遣いで。もちろん、目には見えない存在。 登山者が道に迷ったり、…
先週のこと。 保江邦夫先生の「宇宙学」講座を聴きに行きました。 その日、私は会場を間違えてしまい、ちょっと遅れて到着しまして。 すでに保江先生の声と、みんなの笑い声が響く教室に、すっと入り。 受付を済ませて、空いている席にささっと座って、前を…
なんとなく 声をかけられたような気がして 振り向くと 目が合った でも たぶん気のせい
夕空を 鯨が泳いでいた 口を開けて ゆっくり上昇していく 大きな鯨 潮を吹いてくれるかな
このところ毎日、波が穏やかで。 朝の海にも、サーファーはまばら。 波打ち際で、足先を海に浸して、 ぼんやり波を眺めると、 時々、魚が跳ねるのが見える。 一体、魚はなぜ跳ぶのか。 魚が海から空中に向かって跳ぶのは、 人間に置き換えて考えれば、 空気…
いつもの地下道を抜けて 夕空の待つ海へ たなびく雲に向かって 歩くひとを見送り また空を見上げる 日を追うごとに 深みを増していく空の色 それは9月のグラディエーション
まだ終わっていない 夏の名残を惜しむ夕暮れ
シルエットは いつも優しい
涼やかな秋の空気と かすかな波音 朝の浜辺を ゆらゆら歩く
今日、近所の歯医者へ行きまして、 歯科検診を受けたのですが。 口の中を見ていた衛生士のお姉さんから、 「上あごにヤケドがありますね」 と言われまして。 「あ、それは唐揚げ定食で…」 と答えたら、笑っていました。 それで思い出したのです。 そうだ、あ…
まだ明るい夕空の もくもくした雲を見上げていたら 飛行機が飛んでいました さようなら もくもく飛行機
いつの間にか昼寝が過ぎて 気がつけば夕日もおわり もう暗い海岸に寝転んで またひとときの うたたね 気がつけば 月明かり
先日、PCの画像を整理していた時のこと。 たまたま出てきたフォルダをクリックしたら、 この写真が開きました。 その瞬間、なんだか爽やかな風が、 ふわっと吹いたような気がして。 いいな、と思ったので載せます。 こういう、たまたまの写真って、いいです…
寝転んで 雲の流れに意識を飛ばす 向こうの青は いつしか暮れて 茜に終わる